「銀行から電話があったけど、心当たりがない…」
「銀行からの電話って折り返さなくても大丈夫?」
着信履歴を見てみると銀行からの電話が。突然の銀行からの電話はびっくりしますよね。
でも安心してください。 今回の記事では銀行から電話がかかってきた理由と銀行からの電話への対応方法について解説します。
ぜひ参考にしてください。
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銀行から電話がかかってきた理由
銀行から電話がかかってくるのは、次のような理由が考えられます。
- 口座引き落としがうまくいかなかったなどの事務手続き関係
- 資産運用やローンのセールス
- ローン関係
- 不審な利用やご入金など
それでは、各々の詳細をみていきましょう。
口座引き落としがうまくいかなったなどの事務手続き関係
銀行の事務手続きミスや口座の残高不足を知らせる目的で、連絡がくる場合があります。
銀行の事務ミスに関する電話
「書類にハンコを押していなかった」「一部記入漏れがあった」といった、事務処理のミスをお知らせする電話です。
口座の新規開設や解約、結婚にともなう名前の変更、引越し後の住所変更など、銀行で何らかの手続きをした人にかかってくる可能性があります。
9:00〜15:00までの営業時間内は窓口での対応で忙しいため、事務処理のミスによる電話は15時以降にかかってくることが多いです。
口座引き落としの残高不足のお知らせ
クレジットカードや住宅ローンの支払いなど、残高不足で引き落としができない場合に銀行から電話がかかってくることも。
給料の振込みや買い物など、普段使っているのとは別の口座で支払いをしていると、残高の不足に気づきにくいかもしれません。
口座の残高不足をそのままにしていると、滞納扱いとなってしまいます。
滞納が続くと現在利用しているサービスが停止されるばかりか、信用情報機構に事故情報が登録される「ブラックリスト入り」となるおそれもあるため、早急に対応をするように気をつけてくださいね。
資産運用やローンのセールス
口座の残高不足や事務手続きなどで特に心当たりがない場合、一番可能性のあるのはセールスを目的とした電話です。
銀行がセールスを行う金融商品としては「資産運用」「ローン」などが考えられます。
資産運用
資産運用とは、自分が持っている資産を投資や貯金によって、効率的に増やしていくことです。
預貯金や投資信託、個人年金保険、債券などが資産運用ができる金融商品に挙げられます。
特に預金残高に余裕のある人や、長期の積み立てが終わった人などに資産運用のセールスを目的とした電話がかかってくることが多いです。
人生100年、老後資金は2000万円以上が必要と言われている今の時代には、なるべく若いうちから資産運用を始めることが重要です。
銀行からの話を聞いて必要性を感じるのであれば、この機会に資産運用を開始するのも良いでしょう。
しかし、銀行が説明する金融商品に興味がない場合は、しっかり断るようにしてください。
断る際の方法や注意点については、後ほど詳しく紹介します。
ローン
銀行からカードローンのセールスが行われる場合もあります。
カードローンとは、個人向けの融資サービスのことで、銀行が取り扱っているものは一般的に「銀行カードローン」と呼ばれています。
担保や保証人は必要なく、契約した限度額内であれば何度も利用できることが、カードローンの特徴です。
銀行のセールス担当者は、預金残高をはじめとした顧客の資産状況を把握するためのリサーチを行っています。
そのため、お金に困っていそうな人を見つけたらセールスの電話をかけてくることがあります。
特に預金残高が10万円を切っているようなタイミングであれば、ローンに勧誘するための電話かもしれません。
ローン関係
銀行でローンを組んでいる人に向けて、何か問題があれば電話がかかってくる可能性があります。
延滞督促
ローンの支払いが滞っている人に、督促の電話がかかってきます。
ローンの種類としては、住宅ローンや自動車ローン、カードローン、教育ローンなどが挙げられます。
遅延している元金に対して遅延損害金がかかるほか、信用情報にも傷がつく可能性も。
早めに折り返して対応することが必要です。
もしすぐの支払いが難しい場合でも、期限を融通してくれたり、返済条件を変更したりしてくれる場合もありますので早めに相談しておくと良いでしょう。
金利の期限到来
住宅ローンを利用している人に向けた電話です。
期限付きの固定金利や金利優遇の期限が到来する旨をお知らせしたり、期限が過ぎた後の金利をどう設定するかの確認をしたりする目的で電話がかかってきます。
景気や社会情勢、返済プランなどに合わせて、ご自身にあった金利を選択してください。
不審な利用やご入金など
銀行は誤入金や不正利用などがあれば、顧客の資産を守るためにも早急な対応を行う必要があります。
例えば「他の人の口座に誤って入金してしまった」「口座番号や暗証番号が不正に使用された痕跡がある」「詐欺の疑いがある支払いや入金がある」といった事態です。
ただし、これらの連絡は銀行員のなりすましも考える必要があります。
すぐには信用せず、まずは被害に遭ったといわれる口座番号や電話番号、名義などをしっかりと確認するように気をつけてください。
銀行からの電話は折り返すべき?
銀行からの着信があった場合は、なるべく早めに折り返しの電話を入れてください。その理由や確認の方法について、こちらで紹介していきます。
銀行からの電話をすぐに折り返した方がいい理由
残高不足にともなう支払いの延滞が起きている場合は、早急に入金する必要があります。
また、自身の気付かないところで、口座が何らかのトラブルに巻き込まれている可能性もあるでしょう。
セールスの電話も多くなっていますが、放置していると傷口を広めてしまうかもしれません。
銀行からの電話は無視をせず、すぐに折り返すのがおすすめです。
折り返す前に確認!本当に銀行から電話?
最近では、銀行員になりすました詐欺の電話も多くなっております。
銀行の職員を装って暗証番号を聞き出したうえで、キャッシュカードを奪い、不正に引き出そうとするなどの手口が行われています。
そのため、連絡がきたからと安易に折り返すのではなく、一度ネットの電話番号検索にて本当に銀行からの電話なのか必ず確認するようにしてください。
もし本物かどうか判断がむずかしい場合は、その場で契約や入金などは行わず、電話を切って直接窓口に行って問い合わせてみると安全でしょう。
折り返し電話での切り出し方
銀行に折り返しの電話を入れる際は、緊張するかもしれません。
しかし、「もしもし○○(ご自身の名前)と申しますが、着信があったので折り返し連絡しました」と普通に切り出せば問題ありません。
電話をかけた担当者を確認して、用件を伝えてくれるはずです。
ここで一つ、折り返し電話をする際の注意点があります。
必ず電話を受けた本人が電話をするようにしましょう。
銀行は個人情報を守る義務があるため、たとえ家族であっても用件を伝えてくれることはありません。
よくある質問
- 銀行から電話がかかってきたのですが心当たりがありません。掛け直さなくても大丈夫ですか?
-
ローンを延滞していたり、銀行口座が何かの犯罪に利用されていたりと緊急の対応が必要な場合もあります。
また、たとえセールスであっても、断っておかないと時間を空けて再度電話がかかってきます。
電話番号を検索してみて、銀行からの連絡であれば無視をせず必ず折り返すようにしましょう。
- 銀行からセールスの電話がかかってきました。どうやって断ればいいですか?
-
もしセールスに興味がないのであれば、「セールスの電話は受けておりません」「必要ありません」ときっぱり断るようにしましょう。
そうすれば、今後セールスを目的とした電話はかかってこなくなります。
反対に「後で考えてみる」「家族と相談してみる」など曖昧な返事では、銀行側からみるとまだチャンスがあると捉えられるため、時間を空けて再度電話がかかってくる可能性があります。
- 18時以降に銀行から電話がかかってくることはありますか?
-
はい。18時以降にもかかってくることはあります。
銀行の営業時間は基本的に9:00〜15:00となっておりますが、時間外でも必要があれば電話での連絡をしてきます。(15時以降に窓口業務をしている銀行も中にはあります)
遅い時間帯の連絡は緊急性が高いかもしれませんので、なるべく早めに折り返すのがおすすめですよ。
- お金持ちではないのに銀行から電話がかかってくることはありますか?
-
はい。かかってくることはあります。
一般的に預金残高が多い人や、退職金で大量の入金があった人などに向けて、セールスの電話がかかってきやすいです。
しかし、最近では、NISAをはじめとした少額から積み立てられる金融商品にも銀行は力を入れています。
また、顧客データを見てお金に困っていそうな人にはカードローンを進める場合もあるため、収入や預金残高に関係なくセールスの電話はかかってくる可能性はあります。
まとめ
本記事では、銀行から電話がかかってくる理由やその対応方法について紹介しました。
セールスをはじめ、銀行の事務ミスやローンの延滞など、理由はさまざまです。
何かのトラブルに巻き込まれている可能性もあるため、銀行からの電話があったらなるべく早めに折り返しの電話を入れましょう。
しかし、詐欺やなりすましの電話かもしれませんので、銀行からの電話か番号の確認をしっかり行ったうえで折り返すように注意してください。
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