いつまでにいくら必要か?40代から始めておくべきお金の準備
公開日 2021年8月12日 更新日 2022年3月13日
40歳を過ぎて、まとまった支出が急に増えたと感じます。20代~30代のころは、どんぶり勘定でもなんとかなったかもしれませんが、加齢とともにお金の重要性は増すばかりです。
計画的に備えるポイントはどこにあるでしょうか。
40代以降は大きな支出が目白押し?
若い頃よりも、何かと大きな支出が増えてくるのが40代です。将来にわたる働き方、中長期の資金の貯め方、家をどうするか、子どもの計画など、長い目で見たときに人生設計そのものを大きく左右するのが、40代の過ごし方だと思います。
若いうちからお金の準備をしっかりしている人の多くは、長い時間を掛けることで40代、50代以降の生活不安がないよう備えることが出来ます。しかし40代を無計画に過ごしてしまうと、老後のお金が心配です。
将来の生活をより安心して迎えるために、早く始めておきたいのが将来イベントに備えた計画的なお金の準備です。40代以降、大きく必要になってくる支出は
・子の教育費
・住宅や耐久消費財のメンテナンス、買換費用
・親の介護費用
・老後の資金準備
などです。親が資産家の方であれば、上記に加えて相続税の負担といった問題もあるでしょう。
乱暴にひとことでまとめてしまうと、自分だけでコントロールできない問題が発生してくるのが40代以降の支出の難しさです。すべて自分の努力で、稼ぎで、貯蓄だけで何とかなればいいですが、無理なら予めどう対処するべきかを考えておく必要があると思います。
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自分も家族もまだ健康なうちに、限られた時間をいかに有意義に過ごすかがとても大切だとヒシヒシと感じます。
いざというときに、もう手遅れという状態にならないために。資金計画は早くから入念に考え抜いておきたいものです。
ご参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
【経歴】
1979年生まれ 京都市出身。
同志社大学経済学部卒業後、日本ユニシス株式会社(現BIPROGY 株式会社)入社。一貫して金融機関向けITシステム開発業務に携わる。
金融システム開発の現場で、2007年~2009年頃のリーマンショックによる経済の大混乱、強烈な景気後退、資産の激減などを目の当たりにする。
その経験から、「これからの日本人の合理的な資産形成・防衛に、正しい金融リテラシーが絶対に必要」という強い思いを持ち、2011年4月 株式会社トータス・ウィンズに入社。
中小企業に特化したリスクマネジメント対策のコンサルタントとして、500社以上の中小企業、1,000人以上の保険相談業務に携わる。2015年、代表取締役就任。
法人保険活用WEBサイト『点滴石を穿つ』を運営する一方で、法人向け保険代理店として、東京都中央区を中心にコンサルティング活動を行なう。
【趣味】
美術館巡り、千葉ロッテマリーンズの応援
【自己紹介】
中小企業向けの金融商品が数多ある中で、わたしは一貫して『100%顧客優位な商品選び』をポリシーに中小企業経営者向けの保険活用プランニングを行なってきました。
これまでのキャリアでの最大の学びは、『お金やお金の流れに関する知識や判断力=「金融リテラシー」は、私たちが社会の中で経済的に自立し、生き抜くために必要不可欠』ということです。
そして金融・保険に携わるプロとして、何よりお客様に対する誠実さ・真心・信頼関係より大切なものはないと考えています。
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