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【東京 社会 最新ニュース】薬代だけで月に数十万円を払い続けている人も。高額療養費問題が突きつけたニッポンの“不都合な真実”

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Mishima,City,,Shizuoka,Prefecture,,Japan,March,11,,2022:hospital,Reception,And

世界的に高い日本人のがん罹患率と死亡数。高額療養費制度と「命の時間」の歪み

「すったもんだ→平謝り」が繰り返される石破政権ですが、高額療養費増の方針の見送りは、“病とともに生きる”ことのさまざまな問題を浮き彫りにしました。

おそらく「命をつなぐため」に、薬代だけで月数十万のお金を払い続けているがん患者が多くいることを知らない人はたくさんいたでしょうし、そもそもがん治療に数十万円もの薬代が必要な場合があることを、知らなかった人も多いかもしれません。

日本人のがん罹患率と死亡数は世界的に高く、その大きな原因が人口の高齢化です。

一方、人口の高齢化の影響を除いた場合(年齢調整率)、がんの罹患率は2010年までは増加するものの、その後は横ばいで、死亡数も1990年代半ばをピークに減少。つまり、生存率が伸びているのです。

その大きな理由が医学の進歩による「治療の効果」です。

最新のデータによれば、12年にがんと診断された患者約39万人の10年生存率は54%で、進行がんの場合も、診断から1年以上が経過した患者は、その後の5年生存率が改善する傾向が確認されています。

しかしながら治療代が高いため、経済的な理由で治療を中断し、命をつなぐことをあきらめた人たちも存在するのです。

私が長年インタビューさせていただいたがん患者の女性は、治療薬の効果で余命を超えて生きられているのに、「がん患者を雇ってくれる企業がない」という苦境に立たされました。病院のキャリアカウンセラーに相談したところ「あなたの体では働くのは難しい」と言われ、「死ねと言われてる気がして情けなくなった」と泣いていました。

医学とは何なのか?治療とは何なのか?働くとは何か?

金が全て…とは思いたくありませんが、社会的・経済的に弱い立場の人ほど「命をつなぐのが難しい」現状にこそ、国は手を差し伸べるべきではないでしょうか。

しかも、高額治療を行えば行うほど、病院の負担も増え、経営が厳しくなるというリアルもありまあす。

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