【東京 法人保険 最新ニュース】「2024年は激変」生保×保険テック10大予測、GAFA参入や生成AIをどうみるか？

ニュース概要

2023年の「生命保険×インシュアテック市場」は日本生命や第一生命、住友生命などで大型の動きがあり、2024年も引き続き盛り上がりを見せそうだ。本稿ではベスト10を挙げる形式で、「保険会社と保険代理店の関係」「金融サービス仲介業」「オープンAPI」「非保険領域（個人領域／法人領域）」「組込型保険」「海外動向」「生成AI」「ノーコード／ローコードツール」について解説する。

執筆：矢野経済研究所 ICT・金融ユニット 主任研究員 山口泰裕

「2024年は激変」生保×インシュアテック10大予測

（Photo/Shutterstock.com）

＜目次＞

1. 2024年の生命保険×保険テックを占う10のカテゴリー
2. 【キーワード1】広義の意味でのインフラ整備
3. 【キーワード2】非保険領域の拡充とその先
4. 【キーワード3】現場でのIT活用による業務効率化
5. まとめ

2024年の生命保険×保険テックを占う10のカテゴリー

　2023年は生命保険領域におけるインシュアテック市場はさまざまな動きがみられた。特に師走には日本生命や第一生命、住友生命などのニュースが賑わした。2024年も引き続き盛り上がりを見せるものとみる。

　本レポートでは、キーワードとなる3つの観点（「広義の意味でのインフラ整備」「非保険領域の拡充とその先」「現場でのIT活用による業務効率化」）を挙げたうえで、具体的に「保険会社と保険代理店の関係」「金融サービス仲介業」「オープンAPI」「非保険領域（個人領域／法人領域）」「組込型保険」「海外動向」「生成AI」「ノーコード／ローコードツール」について簡単に解説しておきたい。

【キーワード1】広義の意味でのインフラ整備

1. （1）異業種参入を契機に保険会社と保険代理店のパワーバランスが大きく変化
2. （2）日常に保険を溶け込ませる可能性を持った金融サービス仲介業
3. （3）クラウド化、そしてその先にあるオープンAPI
4. （4）アクチュアリーとデータサイエンティストのタッグによる新商品開発

【キーワード2】非保険領域の拡充とその先

1. （5）個人領域における非保険領域の拡充
2. （6）法人領域における組込型保険に関する動きが本格化
3. （7）少短領域から始まり、生命保険会社でも組込型保険の片鱗みせるか
4. （8）見逃せないGAFAの動向

【キーワード3】現場でのIT活用による業務効率化

1. （9）生成AIを活用した効果の出る活用先の探索
2. （10）ノーコード／ローコードツールを活用した現場での武器開発

InsurTechの10大予測の言及領域

 

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亀甲来良

【経歴】
1979年生まれ　京都市出身。

同志社大学経済学部卒業後、日本ユニシス株式会社（現BIPROGY 株式会社）入社。一貫して金融機関向けITシステム開発業務に携わる。

金融システム開発の現場で、2007年～2009年頃のリーマンショックによる経済の大混乱、強烈な景気後退、資産の激減などを目の当たりにする。

その経験から、「これからの日本人の合理的な資産形成・防衛に、正しい金融リテラシーが絶対に必要」という強い思いを持ち、2011年4月　株式会社トータス・ウィンズに入社。

中小企業に特化したリスクマネジメント対策のコンサルタントとして、500社以上の中小企業、1,000人以上の保険相談業務に携わる。2015年、代表取締役就任。

法人保険活用WEBサイト『点滴石を穿つ』を運営する一方で、法人向け保険代理店として、東京都中央区を中心にコンサルティング活動を行なう。

【趣味】
美術館巡り、千葉ロッテマリーンズの応援

【自己紹介】
中小企業向けの金融商品が数多ある中で、わたしは一貫して『100％顧客優位な商品選び』をポリシーに中小企業経営者向けの保険活用プランニングを行なってきました。

これまでのキャリアでの最大の学びは、『お金やお金の流れに関する知識や判断力＝「金融リテラシー」は、私たちが社会の中で経済的に自立し、生き抜くために必要不可欠』ということです。

そして金融・保険に携わるプロとして、何よりお客様に対する誠実さ・真心・信頼関係より大切なものはないと考えています。

皆さんが安心して納得できる金融商品選びができるよう、わかりやすい記事を書き続けることで貢献していきます。