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【東京 法人保険 最新ニュース】いまだに3割は入っていない…保険のプロが「地震保険だけは絶対に入ったほうがいい」と力説するワケ

法人保険

ニュース概要

世の中にはたくさんの保険がある。どれに入ればいいのだろうか。ファイナンシャルプランナーの清水香さんは「持ち家のある人は地震保険には絶対に入っておいたほうがいい。官民一体の特殊な保険で、民間だけで運営すれば保険料は2倍になる」という――。
大事そうに家の模型を持っている男性の手元

写真=iStock.com/bee32
※写真はイメージです

「大して保険金を受け取れない」という声も

火災保険に地震保険を付帯している割合(「付帯率」)は、現在約7割です。付帯率は右肩上がりで伸び続け、この20年でほぼ倍に。都道府県によるばらつきはありますが、地震保険の加入者はいまや多数派です。

【図表】火災保険の地震保険付帯率

筆者作成
日本損害保険料率算出機構「グラフで見る!地震保険統計速報」より筆者作成

ですが、「契約はしたけどよく知らない」――。こうした加入者が多いのも実情です。他方で「大して保険金を受け取れないから意味ない」と耳にすることも少なくありません。

どちらであっても、まず知ってほしいことがあります。

地震保険は、地震による生活基盤の喪失という究極的な場面で利用する“非常用グッズ”です。結論から申し上げれば、被災で打撃を受けた家計を支えるための、現実的かつ有力な準備手段にほかなりません。

他方で地震保険は、「地震保険に関する法律」に基づく政府関与の特殊な保険制度であるゆえ(後述)、根強い誤解や勘違いが生じてもいます。入っていてもよく理解していなかったり、誤った情報に基づき加入の可否を判断したりすると、のちのち悔やむことになりかねません。

本当に困ったとき、思い通りに役立てられるよう、補償内容を正しく知り加入の可否を判断してほしい――。相談や講演の現場で、いつもそうお伝えしてきました。そこで今回は、よくある「3つの誤解」を切り口に、地震保険の要点についてわかりやすくお伝えしたいと思います。

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