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【東京 法人保険 最新ニュース】ステージ4のがんを経験した税理士が教える 自分に合った「がん保険」を選ぶ6つのポイント

法人保険

【ニュース概要】

 加瀬明彦さん(69歳)は、64歳でステージ4のがんの宣告をされたが一命をとりとめた。以後、本業の税理士の枠を超えて、主に経営者や税理士を対象にがん啓発に取り組んでいる。がんに備えるためのがん保険の上手な活用法を聞いた。

◇  ◇  ◇

まず加瀬さんのがん体験を説明しよう。

加瀬さんは、2017年9月末に腎盂がんを告知された時は、すでにステージ4でリンパ節への転移が広がっていた。抗がん剤治療が奏功すれば五分五分の確率で手術まで持ち込めるという厳しい状況だった。がんには4つの病期(ステージ)があるが、腎盂がんステージ4のがん患者が2年生存する確率は10%だ。

加瀬さんは告知後すぐに事務所の職員と会議を開き、病状の共有と仕事の引き継ぎをした。自分が1年から2年以内に死亡することを前提に予定を立てていった。

現状では手術は不可能であったので抗がん剤治療になった。副作用が強い抗がん剤のため、28日サイクルのうち10日入院。半年に及ぶ抗がん剤治療が効き、手術が可能となったため18年4月に開腹手術。左腎臓・尿管全摘、膀胱を部分摘出した。手術後に抗がん剤治療をしたものの再発。治療法を探してセカンドオピニオンを求めることに。

19年1月からは放射線治療と抗がん剤の併用療法で再発治療。放射線治療は30回にも及んだ。1年半の治療期間中に入院は128日、通院.4回のセカンドオピニオンなどを合わせるとがん治療に183日を費やした。19年3月からは経過観察となり、3カ月おきにCT検査などを行っている。

「それ以外は普通の日常生活に戻りましたが、がんは完治することはありません。寛解といってがんの腫瘍が小さいままジッとしている状態が続いているだけで、それが一時的なのか永続的なのかもわかりません。ですから、がんが動き出したときに素早くキャッチできるよう、定期検査だけでなく、何か怪しいと感じたらすぐに受診するように心がけています」(加瀬さん=以下同)

では、がん告知当時、加瀬さんの保険加入状況はどうだったのか。

「自分では把握していなかったのですが、妻が医療保険やがん保険に7、8口くらい加入してくれていて助かりました。月の掛け金は10万円以上。多いほうでしょうが、私は事務所経営者でもあったのでその責任の分だけ多く入りました。高額療養費制度のおかげで医療費自体は抑えられましたが、それでももろもろ込みで1000万円程度支払いました。ほとんど差額ベッド(個室)代でした。私は入院中も仕事で電話を頻繁にかける必要があったので」

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