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【東京 退職金 最新ニュース】若者に広がる「FIRE運動」をバカにする社畜オジサンたちが根本的に誤解していること

退職金

【ニュース概要】

アメリカの若者のあいだで、「FIRE」と呼ばれる運動が広がっている。作家の橘玲さんは「FIREは早くから悠々自適の暮らしをする早期リタイアではない。日々のお金を心配することなく、会社や組織から自由になって好きな仕事をすることであり、その主眼は経済的独立にある」という――。

現代社会のストレスの原因は「ふれあいが多すぎる」こと

多くのひとが感じている「生きづらさ」の根源にあるのは、知識社会が高度化し人間関係が複雑化していることです。

保守派やコミュニタリアン(共同体主義者)は「むかしのようなふれあいがなくなった」と嘆きますが、これはそもそも事実としてまちがっています。

小さなムラ社会で農業しながら暮らしていれば、顔を合わせるのは家族と数人の隣人たちだけで、ムラの外から見知らぬ人間(異人)がやってきたら大騒ぎになるでしょう。ヒト(サピエンス)は旧石器時代から何十万年も、あるいは人類の祖先がチンパンジーから分岐してから何百万年も、こうした世界で暮らしてきました。

しかしいまでは、(すくなくとも都会で暮らしていれば)日々、初対面のひとと出会うのが当たり前です。こんな「異常」な環境にわたしたちは適応していないので、それだけでものすごいストレスになります。問題は「ふれあいがなくなった」ことではなく、「ふれあいが多すぎる」ことなのです。

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