【お勧め書籍】習慣が10割 5万人を変えた「続けられる」最強スキル
公開日 2022年1月26日 更新日 2022年2月3日
人生は習慣が10割
身に付いた悪習慣を変えたい。誰しもが一度は、考えたことがあるのではないでしょうか。
過去の偉人・賢人も、習慣を変えることの重要性について様々な名言・格言を残しています。
★習慣は太い縄のようなものだ。毎日1本ずつ糸をひねり続けると、やがてそれは、断ち切れないほどのものになる。 ホーレス・マン
★習慣とは非常に軽いものであり、普段はその存在にさえ気づかない。だが一度意識すると、非常に重く断ち難いものであることがわかる。 ウォーレン・バフェット
★小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。 イチロー
せっかく改善しようと考えても、なかなか続かない。そんなお悩みはよくありがちですね。
- 「早起きが続かない」
- 「資格試験の勉強を始めたのに、途中で挫折してしまった」
- 「もう数十年ダイエットしている。つい運動をさぼって食べ過ぎてしまい、一向に痩せない」
- 「禁酒、禁煙したいのにやめられない」
・・・どれも思い通りにいかないのは、私たちが「習慣の作り方と、習慣を継続させる方法を知らないから」ではないでしょうか?毎日の習慣が、あなたのすべてを決めている。そんなことを教えてくれる書籍が、吉井雅之氏著「習慣が10割」です。
習慣がすべてを決めていた!
◆今のあなたは、すべて「過去の習慣」からできている
・過去の言動や行動・思考など、1つ1つの積み重ねがあなたを作り上げてきた
・生まれ持った能力の差はわずかであり、ほとんどは習慣の積み重ねによって差が生まれる
◆何度も耳に入ってきた言葉が、無意識に脳の潜在意識に刷り込まれ、習慣を形成していく
・小さなこと一つだけでも、やり続けることで未来は変わる
・自分で習慣を作り出す方法を知っていれば、人生のどんな場面でも応用できる
・習慣が変われば物の捉え方も変わる。捉え方が変われば、人生に想像以上の劇的な変化を生み出すこともある
◆「なりたい自分」を思い描ける人は、間違いなく自分を変える力を秘めている
・逆に言えば、人生は思い描いたとおりにしかならない
なぜあなたは続けられないのか?習慣化スキルを上げるためには
◆「習慣」とは「本性」である 無意識にやってしまうことだからこそ挫折しやすい
・「脳の性質」として、楽しいことは続くが、楽しくないことや苦しいことは続かないようにできている
◆人生を変えるのは一発逆転の出来事ではなく、日常の些細な習慣の積み重ね
・ひとつひとつは些細なことでも、続ければとてつもなく大きな力になる
・最初は気追わずハードルを低く下げて、「とりあえずやってみる」のがポイント
◆習慣化の仕組みを作るのがポイント
・「1個前の習慣」を決めれば、習慣はスムーズに実行できる
・例えば早起きを習慣化したいなら、まずやるべきなのは「何時に寝るか」を決めて毎日実行することだ
◆「何のためにそれをやるのか?」を明確にすることが、習慣化を継続する大きな原動力になる
・目的が「誰かのため」なら、人間は何倍も頑張れる
・「~しなければならない」よりも「やりたい」で考える 習慣化の成否は、「好き嫌い」で決まる
・自分が口にしそうな言い訳は、すべて紙に書きだして意識的に減らしていくと挫折しにくくなる
◆3日坊主は悪くない!
・「3日しか続かなかった」ではなく「3日も続いた!」と前向きにとらえて、3日坊主をずっと続ければ習慣化できる
まとめ 常にプラス入力/プラス出力となる習慣を心掛ける
だいぶ端折って概要をお伝えしてきましたが、本書で解説されている習慣化の心構えやうまく日常生活に取り入れるためのテクニック・挫折しないコツなどは、ここでご紹介しきれないほど多岐にわたります。
本書の中では「習慣化が人生を変えた」事例が複数掲載されているのですが、その中からひとつだけ特に印象深かったエピソードを引用させて頂きます。ある60代男性が習慣化された、小さな積み重ねのお話です。
(中略)
彼はしばらく前に再婚しました。相手の女性も再婚で、10代の娘がいました。娘は死別した実の父親が大好きだったので、新しい父親になった彼にはまったく懐こうとしません。
そのうち娘は全寮制の高校に進学が決まり、家を出ることになりました。その学校は当時とても荒れていて、退学する生徒も大勢いたそうです。
それを知って娘を心配した彼は、父親として彼女のために何かできることはないかと考え、「毎日娘にハガキを出す」と決めました。 そして1日も欠かさず、娘に便りを出し続けたのです。
書くことは日によってさまざまでしたが、最後のひと言はいつも決まっていました。
「君を信じてる」
その言葉にありったけの愛情を込めて、彼はハガキを書き続けました。
娘は彼のことを父親とは認めていないので、返事が来ることはありません。それでも彼は、卒業までの3年間、一度も休まずこの習慣を続けました。
そして迎えた卒業式の日、娘は初めてその男性を「お父さん」と呼び、「ありがとう」と言ってくれたそうです。
それからは、本当の親子のような関係になれたと彼は話してくれました。
この話を聞いて、私は感銘を受けました。
そして、「『毎日同じことをする』と決めてやり続けることには、もしかしたらとてつもない力があるんじゃないか」と感じたのです。
とても素敵なエピソードですね。たった一つのとても些細な習慣の積み重ねが、ふたりにとって毎日の励みになったことでしょう。結果として、男性の行動がまさに2人の絆と関係性を変えたのです。
「習慣をうまく変えれば、人生のあらゆることが好転する」という気づきを与えてくれる一冊だと思います。お勧めです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【経歴】
1979年生まれ 京都市出身。
同志社大学経済学部卒業後、日本ユニシス株式会社(現BIPROGY 株式会社)入社。一貫して金融機関向けITシステム開発業務に携わる。
金融システム開発の現場で、2007年~2009年頃のリーマンショックによる経済の大混乱、強烈な景気後退、資産の激減などを目の当たりにする。
その経験から、「これからの日本人の合理的な資産形成・防衛に、正しい金融リテラシーが絶対に必要」という強い思いを持ち、2011年4月 株式会社トータス・ウィンズに入社。
中小企業に特化したリスクマネジメント対策のコンサルタントとして、500社以上の中小企業、1,000人以上の保険相談業務に携わる。2015年、代表取締役就任。
法人保険活用WEBサイト『点滴石を穿つ』を運営する一方で、法人向け保険代理店として、東京都中央区を中心にコンサルティング活動を行なう。
【趣味】
美術館巡り、千葉ロッテマリーンズの応援
【自己紹介】
中小企業向けの金融商品が数多ある中で、わたしは一貫して『100%顧客優位な商品選び』をポリシーに中小企業経営者向けの保険活用プランニングを行なってきました。
これまでのキャリアでの最大の学びは、『お金やお金の流れに関する知識や判断力=「金融リテラシー」は、私たちが社会の中で経済的に自立し、生き抜くために必要不可欠』ということです。
そして金融・保険に携わるプロとして、何よりお客様に対する誠実さ・真心・信頼関係より大切なものはないと考えています。
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