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人生の時間配分を考える

公開日 2021年6月4日 更新日 2021年6月4日

家族のためにも社員のためにも一生懸命仕事をしたいのに、休まなければいけない(というより動けない)状況は結構つらいものです。そんななか寝床でひとり天井を眺めながら、ふと「時間を現金化したらどうなるだろう」と考えました。

◆一生涯の時間をお金に換算してみる

ある国があったとします。

この国ではひとりあたり平均して、一生涯累計でなんと男性は25億円、女性は27億円がもらえます。ただし、もらい方は1日あたり86,400円しかもらえず、貯蓄は一切できません。

86,400円は1日で必ず使いきらなくてはならず、使いきれなかった分はなくなってしまいます。利息も付かず、消費するしかできません。

これが時間で、1秒=1円に換算すると1日の価値は86,400円となります。むだな1日を過ごしてしまうということは、86,400円を捨てているも同然です。このように考えると、出来るだけ無駄を省こうという気になります。

◆時間は平等ではない

世の中には100歳まで生きるひともいれば、不幸にも若くしてなくなるひともいます。

つまり1秒の時間の「フロー(流れ)」は万人に平等なれど、「ストック(蓄積)」は平等ではありません。多くの人は平均寿命くらいまでは生きると思っていますが、それはあくまで過去の平均値にすぎません。明日不測の事態が起こるかもしれないのです。

当たり前ですが、時間は有限です。

だからこそ書店にいけばタイムマネジメントに関する書籍が山のように売られていますし、多くの経済誌でも効率的に仕事をこなすための特集をよく組んでいます。忙しいビジネスパーソンを中心に、効率的に仕事をこなすためのノウハウは根強いニーズがあるのでしょう。

◆幼稚園児でもできるタスク管理入門

いつも家事や育児、仕事などに追われている。とにかくやることが多くて時間がない・・・という経験をお持ちの方、多いと思います。そんな方にご一読をお勧めできるのがこちら。

熱出してるときに寝ながらスマートフォンで読みましたが、なかなか分かりやすい。

タスク管理のやり方紹介をマンガで紹介し、しかも著者自身が幼稚園児の子供にやらせてみたらできたという強力な実例付きです。幼稚園児でも出来るタスク管理、それを実践という目の付け所もタスク管理に苦手意識が強い人には救いだと思います。

内容は相当基礎ですが、「効率」に苦手意識のあるひとには大きな気付きになるでしょう。電子書籍で299円とお手ごろで、スマホやタブレットで30分もあれば読める内容です。自分としては、いつも育児に家事にバタバタしている妻に読ませたいと思いました。お勧めです。