【禁酒の20メリットと効果】お酒をやめると少しずつ人生が変わる
公開日 2021年12月2日 更新日 2023年3月28日
お酒を飲む人は減っているというけれど・・・
ここ数年、路上や駅構内での飲酒による事件・事故が社会問題になっています。電車内での飲酒を目撃する頻度も増えました。
公共の場でもつい飲んでしまう。そこには、将来不安、ストレス解消、コロナ禍がだいぶ収まってきたことなど、様々な理由があると思います。
しかし、アルコールの依存性の強さはよく知られているとおり、自分が制御できなくなり、問題行動に走ってしまう方も少なくないと思います。先日立ち寄った高速道路のSAで、ごみ箱に明らかにお酒のものとみられる空き缶が大量に捨ててあり、戦慄しました。
NPO法人ASK(アスク)の調査によると、人口の減少や高齢化に伴ってアルコール消費量は減少傾向にあるものの、多量に飲む人の割合はむしろ増加傾向にあるそうです。
図の出典:https://www.ask.or.jp/article/857
お酒による健康障害は人体に深刻な影響を与えますし、意外なところでは「アルコール依存症」と診断されたら、生命保険には一切加入することはできません。飲酒と自殺には、強い相関関係があるためです。
また、ある調査によると、日本国内での毎年のアルコール関連の死者数は35,000人以上にものぼると推定されているそうです。つまりCOVID-19による死者数よりずっと多い!ということですから、アルコールがどれだけ毒性の強いものなのか分かりますね。
今回は、実際にお酒をやめてみたらどんな効果があるか?について考察していきます。
目次
お酒が強い人ほど要注意!!
- 「お酒は人生を豊かに、幸せにしてくれるもの」
- 「お酒のない人生なんてありえない」
- 「自分は依存症ではない」
もしあなたが、そんな風に考えていたら要注意です。
アルコール依存症専門医の垣渕 洋一氏による著書『「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本』によると、「自分はそんなに飲まないから大丈夫」と思っている人でも、毎日飲んでいるなら、それはすでに依存症の“危険サイン”が点灯した状態だそうです。
飲酒問題がもたらす悪影響
- 「健康」:肝障害、糖尿病、外傷、うつ病、認知症など
- 「家庭」:DV、ネグレクト、児童虐待、不和、別居、離婚、家族離散など
- 「職場」:ミスの多発、信用問題、勤怠問題、休職、退職、失業など
- 「経済」:貧困、生活苦、借金など
- 「司法」:飲酒運転による事故、傷害事件など
- 「霊性」:人生の方向性を見失う
なぜお酒をやめるのが難しいのか?
日本には古くから「お酒を飲むのが普通という文化」があります。
テレビを付ければお酒のCMを見ない日はありませんし、コンビニに入れば当たり前のように24時間いつでも購入することができます。
つまり日常生活の、ありとあらゆるところにお酒に関わるものがあふれている訳ですね。
そして、ある程度の飲酒習慣がある人が思い立って禁酒を思い立った時に、立ちはだかる最大の障壁は、飲酒または飲み会などに対する「強烈な未練」です。
もう二度とビールも、ワインも、日本酒も味わえないなんて・・・。親しい仲間との飲み会でも一人だけノンアルコール。それがずっとなんて、耐えられない!
こんな気持ちが少しでも残っていると、禁酒を続けることは「我慢」「苦行」にしかなりませんから、相当な意思の強さがあっても難しいでしょう。
飲酒習慣を無くすには、とにかくアルコールについて調べに調べて、理詰めで『酒=毒』『メリットは一切ない』という事実を心の底から理解すること。そして禁酒が継続する仕組みを作る必要があるのです。
お酒をやめるとどうなるか?
お酒による悪影響は、突然まとめて起こる訳ではなく、症状の始まりは緩やかで、時間をかけて進行していくといわれています。
私も若い頃は結構な酒飲みでしたし、人並みに数々の失敗も経験してきましたが、コロナ禍をきっかけに禁酒を始めました。
そこで大いに参考になったのが上記の書籍だった訳ですが、禁酒を始めてから具体的にどのような効果が表れたか?ご紹介していきたいと思います。
お酒をやめてよかった20のこと
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不眠が解消されて寝起きが良くなる
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夜の時間を有効に活用して読書量が増える
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家族との時間が増えて家庭円満
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子どもの勉強を見てあげられる
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無駄な夜の付き合いがなくなりストレス軽減
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いつでもドライブに出発できる
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二日酔いにサヨウナラ
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体重が減る
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お金があんまり減らない
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肌荒れが改善されてツヤがもどる
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白髪が生えてきにくくなる
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下痢しなくなる
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逆流性食道炎が治る
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精神的な不安が減って前向き思考になる
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自由な時間が増える
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妻との関係性がとても良くなる
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記憶力が急激に良くなった気がする
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新しい趣味ができる
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お酒のことを全く考えなくなる
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将来、病気を患うリスクが下がる
お酒をやめるために取り入れた仕組み
禁酒を成功させるために、一番の問題は「いかに未練を断ち切るか」です。
しかし意志の力による努力だけで継続することは、何事であっても困難ですよね。
禁酒習慣を身に付けるための強い味方になってくれたのが、
- 禁酒を続けている人のブログを毎日読んで「酒=毒」であることを脳に理解させ続ける(→1回読んだだけじゃなくて読み続けることが大事です!)
- 禁酒日記を書き続ける(一口メモ)
- 禁酒アプリをスマホにいれる
の3点でした。
特に、成功者の皆さんがどんな思いで禁酒を続けていて、日常生活がどう変わっていくかを具体的にイメージできたのは非常に大きかったと思います。もし興味を持たれたら、ググったらたくさん出てきますので、ぜひお気に入りのブロガーを探してみてください。
まとめ
今回は禁酒をテーマにしてみましたが、節度ある適度な飲酒ができる方はもちろん、お酒と上手に付き合って行けばいいと思います。
習慣的に飲んでいる人、とくに若いころに比べてお酒の量が増えてきている人は、少し立ち止まってお酒との向き合い方を考えてみるといいかもしれませんね。
初めは少しつらいかもしれませんが、お酒をやめて何かデメリットがあるか?といえば何もありません。
少しずつ確実に自分自身が変わっていくことが実感できますよ。
ご参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
<2022/4/26追記>
2021年末から、【完全断酒】を始めました。100日が経過した時点のレポートを追記しました。
<2022/8/22追記>
断酒200日が経過した時点のレポートを追記しました。
<2022/12/17追記>
断酒1年が経過した時点のレポートを追記しました。
【経歴】
1979年生まれ 京都市出身。
同志社大学経済学部卒業後、日本ユニシス株式会社(現BIPROGY 株式会社)入社。一貫して金融機関向けITシステム開発業務に携わる。
金融システム開発の現場で、2007年~2009年頃のリーマンショックによる経済の大混乱、強烈な景気後退、資産の激減などを目の当たりにする。
その経験から、「これからの日本人の合理的な資産形成・防衛に、正しい金融リテラシーが絶対に必要」という強い思いを持ち、2011年4月 株式会社トータス・ウィンズに入社。
中小企業に特化したリスクマネジメント対策のコンサルタントとして、500社以上の中小企業、1,000人以上の保険相談業務に携わる。2015年、代表取締役就任。
法人保険活用WEBサイト『点滴石を穿つ』を運営する一方で、法人向け保険代理店として、東京都中央区を中心にコンサルティング活動を行なう。
【趣味】
美術館巡り、千葉ロッテマリーンズの応援
【自己紹介】
中小企業向けの金融商品が数多ある中で、わたしは一貫して『100%顧客優位な商品選び』をポリシーに中小企業経営者向けの保険活用プランニングを行なってきました。
これまでのキャリアでの最大の学びは、『お金やお金の流れに関する知識や判断力=「金融リテラシー」は、私たちが社会の中で経済的に自立し、生き抜くために必要不可欠』ということです。
そして金融・保険に携わるプロとして、何よりお客様に対する誠実さ・真心・信頼関係より大切なものはないと考えています。
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