SOMPOひまわり生命の新がん保険 勇気のお守り を解説。掛け捨てタイプで充実した保障が画期的
公開日 2021年9月29日 更新日 2021年11月11日
SOMPOひまわり生命が、『健康をサポートするがん保険 勇気のお守り』の発売を発表しました。
以下、ニュースリリース中の「商品コンセプト・開発背景」から一部抜粋です。
当社は、お客さまの万が一と毎日の健康を応援する「健康応援企業」の確立をビジョンに掲げ、保険本来の機能(Insurance)に健康をサポートする機能(Healthcare)を加えた「Insurhealth®(インシュアヘルス)」を、新たな価値として提供しています。本商品は、以下の3点をコンセプトとして開発しました。
<1>Insurhealth®(インシュアヘルス)の価値提供
・非喫煙者保険料率&「禁煙☆チャレンジ!制度」の創設
・最新のがんリスク検査サービスの提供
・がんに立ち向かうお客さまをサポートするサービス<2>合理的かつ最新のがん治療に対応した保険の提供
・がん治療の実態に即した合理的な保障の提供
・がん保険の昨今のトレンドを網羅した商品性の確保<3>契約の見直しがあっても「保険料の二重払い」を生じさせない
・がんの保障開始以降に保険料が発生する仕組みを導入
・当社のがん保険からの見直しのお客さまに対しては、「解約予約制度」を創設
熾烈な競争市場であるがん保険
がん保険は、10年以上前から各社さまざまなタイプの商品を販売しておりますが、第三分野と呼ばれる商品群の中でもここ数十年、一二を争う激戦区となっています。
最大手はがん保険のパイオニアであるアフラックが業界最大のシェアを占めていて、おおよそ半分と言われています。
しかし近年は後発の会社が猛烈な商品開発攻勢を掛けており、月額1000円程度で気軽に加入できるタイプから、治療期間が数年以上になることもあり長期化しやすい治療期間にも手厚く保障がおりるタイプまで、非常にバラエティに富んできています。
がん保険市場は商品開発が盛んな、熾烈な競争市場でもある訳ですが、SOMPOひまわり生命ががん保険を商品改定するのは約10年ぶりだといいます。どういった商品特性なのか、解説していきます。
業界初 がん保険に「非喫煙者割引」がある
SOMPOひまわり生命は、近年「健康応援企業」をビジョンに掲げているとおり、保険商品においても健康な人が優遇されるような商品体系を作っています。
収入保障保険では以前からありましたが、当商品においても非喫煙者が割安な保険料で加入できるようになっています。
SOMPOひまわり独特でユニークなのが「禁煙☆チャレンジ!制度」で、成約後でも1年以上喫煙歴がないなど、所定の基準を満たした場合は非喫煙割引の対象になります。
今は増税に伴うタバコの値上げが断続的に続いていますから、禁煙を試みる人も増えてそうですね。そういった方には利用価値がありそうな制度です。
保障内容は大きく2種類 「がん治療給付型」は治療を受けている限り給付が続く
以下の2種類のタイプから選ぶことができます。
- がん治療給付型・・・がん治療が行なわれた月単位で給付金を受け取れる
- がん診断給付型・・・一時金で給付金を受け取れる
細かく見ていくと「がん治療給付型」は、①手術②放射線治療③抗がん剤治療・ホルモン剤治療(がんゲノムプロファイリング検査を含む)④緩和療養⑤入院のいずれかに該当した場合に毎月給付金が支払われるとあり、これは毎月給付型のがん保険の中でもトップクラスに敷居が低い(=受け取れやすい)要件になっています。
特約を付けることでミックスできるようにもなっているので、欲しい保障を柔軟にカスタマイズできそうです。
免責期間中は保険料負担ゼロ!
がん保険は一般的に「契約日から90日」などの一定期間、保険金請求対象にならない免責期間が設けられています。
それに対してこの保険は、免責期間中の保険料はゼロ円に設定されているので、契約当初の3か月間は支払が発生しません。乗り換えの場合にも二重払いを防ぐことができるようになっています。
まとめ
一言で「がん保険」といってもその保障範囲・商品性は非常に複雑ですが、SOMPOひまわり生命の新しいがん保険『健康をサポートするがん保険 勇気のお守り」は、保障内容が非常にバランスが取れていると思います。
あまたあるがん保険の中でも、何らかの治療を継続的に受けている限り給付金がずっと出続ける「がん治療給付型」は特筆すべき保障内容ではないでしょうか。
同タイプの保険は他社にもありますが、給付金が出る要件が「抗がん剤治療を受けている場合のみ」など限定されていたりします。SOMPOひまわり生命の会社理念を反映しているからか、がん保障を幅広くカバーできる商品性になっているのが印象的です。
また、契約に付帯してがんの罹患前から治療後をサポートするサービスが受けられるのも面白いです。
契約に付帯されている「尿や唾液の採取でがん罹患リスクが分かるサービス」は、個人的にも受けてみたいと思いました。
ご参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
【経歴】
1979年生まれ 京都市出身。
同志社大学経済学部卒業後、日本ユニシス株式会社(現BIPROGY 株式会社)入社。一貫して金融機関向けITシステム開発業務に携わる。
金融システム開発の現場で、2007年~2009年頃のリーマンショックによる経済の大混乱、強烈な景気後退、資産の激減などを目の当たりにする。
その経験から、「これからの日本人の合理的な資産形成・防衛に、正しい金融リテラシーが絶対に必要」という強い思いを持ち、2011年4月 株式会社トータス・ウィンズに入社。
中小企業に特化したリスクマネジメント対策のコンサルタントとして、500社以上の中小企業、1,000人以上の保険相談業務に携わる。2015年、代表取締役就任。
法人保険活用WEBサイト『点滴石を穿つ』を運営する一方で、法人向け保険代理店として、東京都中央区を中心にコンサルティング活動を行なう。
【趣味】
美術館巡り、千葉ロッテマリーンズの応援
【自己紹介】
中小企業向けの金融商品が数多ある中で、わたしは一貫して『100%顧客優位な商品選び』をポリシーに中小企業経営者向けの保険活用プランニングを行なってきました。
これまでのキャリアでの最大の学びは、『お金やお金の流れに関する知識や判断力=「金融リテラシー」は、私たちが社会の中で経済的に自立し、生き抜くために必要不可欠』ということです。
そして金融・保険に携わるプロとして、何よりお客様に対する誠実さ・真心・信頼関係より大切なものはないと考えています。
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